開票結果は鈴木健太氏27万3270票、猿田和三氏18万9382票。鈴木氏が8万3888票もの大差をつける圧勝でした。鈴木氏陣営にとっては選挙戦の中盤以降に「並んできた」という手応えを感じていたものの、予想を超える得票です。一方、猿田氏陣営では最後の演説会場となった秋田市・なかいち広場に1000人もの大聴衆が集まり、「逆転ホームラン、かっ飛ばせ!」とエールを送っていただけに、想定外の得票だったに違いありません。
人口減少が進んで地域に閉塞感が漂い、県勢が停滞しているように感じる多くの県民にとって、「秋田はこんなはずではない」という鈴木氏の訴えは、「変えてくれるかもしれない」という期待感を持たせています。現状からの変化を求める声がそれだけ大きかったのでしょう。
鈴木氏は知事選への立候補を目標に、2年ほど前から始めていた県内全市町村での会合(集会)で各地に応援団を作ってきたこと。自分の言葉で県政の最大課題である人口減少を「諦めない」と述べ、行政や政策を刷新すれば秋田が変われると訴えてきたことも説得力がありました。
16年ぶりに新しい知事が誕生するという、新人同士の選挙戦に県民の関心は高まり、投票率も向上。秋田市で61.19%、県全体でも59.59%となり、過去最低だった前回の知事選より秋田市で7.99ポイント、県全体で3.03ポイント上回りました。
(写真・鈴木氏の当選を報じる7日の秋田魁新報など新聞各紙)