岩手県大船渡市の山林火災はようやく火の勢いが収まり、市は延焼の恐れがなくなったとして、きょう夕方に「鎮圧宣言」を行いました。先月26日に発生して市の面積の約9%、2900haを焼失する大火災でしたが、避難指示を出しているすべての地区についても、あす正午までに解除する見込みです。
男性(90代)が死亡し、最大で4600人余に避難指示が発令。建物被害は210棟余りになり、そのうち住宅被害は102棟に及び、76棟が全壊しました。大船渡市は14年前の東日本大震災では大津波で被災し、ようやく復興への兆しが見えてきたときの、国内最大規模の山火事でした。
同市とは国道398号線(秋田県由利本荘市東由利~大船渡市盛町)の沿線自治体として私もご縁があり、山火事の現場は何度も訪ねた地域でしたので、どうなるものかと心配でした。衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。