埼玉県八潮市で道路が陥没してトラックが転落した事故。発生から15日たった今でも運転していた男性の救出は進んでいません。現場を掘って捜索を行っていましたが、下水道管の破損からの被害は拡大するばかりで汚水の流入も止まらず、捜索を断念。今後は下水道管のバイパス工事などを行い、現場への汚水の流入を止めてから救出にたどり着くには、3カ月もかかる見通しです。
ところで、今回の事故の後も各地で地中にある水道管の破裂や道路の陥没が発生しています。都道府県では直径2m以上ある下水管などの緊急点検を行ったところ、一部では腐食した箇所等が発見されました。特に下水道工事から40~50年程度経過している所では管路の老朽化が進んでいるようです。
最近は橋梁などの強靭化対策が多く行われているものの、地中にある上・下水道管などの更新は、まだまだこれからです。