秋田県雄勝地域振興局が主催する「ゆざわおがち社長会議」が開かれ、外国人材の受け入れや今後の課題についての意見交換が行われました。
(写真・湯沢雄勝管内の企業経営者等が出席した会議。湯沢グランドホテルで)
すでに外国人材を受け入れている精密機器、縫製、建設土木、介護などの代表者が、「外国人材受入の経緯、受入れに向けて取り組んだこと」「外国人材を受け入れて良かったこと、課題を感じていること」「他社の取組について聞きたいこと」などについて情報交換。
技能実習生が大半で、ミャンマー、モンゴル、フィリピン、ベトナムなど国も様々。2千人近い社員がいる企業では、人口減少で地元からの採用が難しくなってきたため、人材派遣会社が雇用している外国人材を20人程招聘していました。最近は管内でも外国人の皆さんと出会う機会が多くなっており、貴重な存在になっていることを再認識しました。
一方、秋田県内は最低賃金が全国で最も低いことから、賃金の格差で首都圏などへの移動するケースがあったり、特に東南アジア出身の皆さんからは雪(冬)の中での生活に馴染めないなど、苦労も多いようです。皆さんからは地域に溶け込んでもらうために町内会の会合に誘ったり、県内の観光地に出かけるなど、外国出身の方々が孤独にならないように配慮していることも紹介されました。