故・大和谷弘先生を偲んで
2006年 11月 04日
大和谷先生と親しく話をしたのはついこの間です。私の長男が湯沢高校を卒業する時の校長先生であったことと、妻が先生の奥様に女性活動などでお世話になっていたことは知っていましたが、私は会う機会に恵まれませんでした。しかし幸いにも、国体開催の準備をする中で、県ホッケー協会の副会長を開催地である横手市と羽後町の教育長にお願いしたいという声があり、6月6日、旧平鹿町役場庁舎にある市教育委員会を訪ねました。
先生とは初対面でしたが、私達の願いを気持ちよく了解いただき、その上、秋田県にフェンシング競技を導入して頑張ってきたことや教育現場でのエピソードを楽しく、そして豪快に話してくれました。短い時間でしたが、私はそれ以来、一気に先生のファンになってしまったのです。その後は国体実行委員会などで何度も一緒になり、先月も羽後町の会場で行われた「全日本社会人ホッケー選手権大会」の開会式で、始球式をしていただいたばかりでした。
横手市長、同教育委員長、友人代表、職場の代表がそれぞれに、心のこもった感動する弔辞を捧げ、先生の職務への情熱と敬愛された人柄を紹介されました。「職場は楽しく」が口癖で誰にでも親しげに話しかけ、和やかな雰囲気を大切にした心遣いをする人。麦焼酎のオンザロックを片手に加門亮の歌を愛唱していたことなど、目頭が熱くなる思いでした。
話を聞けば聞くほど、大和谷先生とは「ゆっくり一杯やりたかった」。もっともっと話を聞きたかった、という痛惜の念が込み上げてきます。誠に残念です。
by shouichiro_sato | 2006-11-04 17:53 | 今日の出来事 | Comments(0)