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携帯電話のサービス拡大、しかし一方では・・・・

 今月24日から、携帯電話会社を変更しても電話番号をそのまま引き継げる制度が始まりました。しかし23日夕方、孫正義社長が電撃的に発表した価格引下げなどを前面に出して、ライバル会社からお客さんを獲得しようとしたソフトバンクモバイルでは、28、29日の両日、新規契約や契約変更の申込みが殺到しために、契約業務を停止する事態になりました。

 秋田市にいる知人も24日に早速、市内のソフトバンク店頭に出向いて機種変更。最新の機能を備えて地デジも見れる電話機(変更手数料だけで本体は無料だったとか)にしてもらい、「すごいもんだ」と喜んでおりました。いよいよ携帯電話の世界でも価格破壊が始まる予感がします。確かに携帯電話は一人一台の時代ですから、一家の電話料金の総額は馬鹿にできません。孫社長が言うとおり、今まで独占してきた感じのするNTTドコモ等は膨大な利益をあげていますから、新たなサービス競争に期待しましょう。

 ところで、私の住む羽後町上到米地区では今年3月末、県の補助事業で携帯電話不通話解消のための鉄塔が完成しましたが、すぐには利用できませんでした。(4月14日付・日記参照)その後、8月になってようやくKDDI(au)が通話可能になったものの、NTTドコモのアンテナと中継局を結ぶ工事は全く進んでいません。町の事業計画の時点ではドコモも参加することで補助認定を受けているものの、事業者の誠意が見られない状況が続いています。役場に問い合わせても「理由はわかりません」。待ちくたびれたドコモファンも、24日からは仕方なく通話できる会社に変更しています。

 華々しい通信サービスのPRが行われている一方で、こうした地域がまだまだ取り残されていることを悔しく思います。日本全国の人口で見ると僅か数パーセントかもしれませんが、それでもまだ数百万人の人達が自宅で利用できない現状を、一刻も早く解消していただきたいと願っています。

 尚、私は上到米地区振興会長として当地の現状を9月に開催された町政懇談会で訴えましたが、「いつから使用できるのか」についての県の事業担当者やNTTドコモからの正式なコメントは未だにありません。

by shouichiro_sato | 2006-10-30 21:11 | 地域活動 | Comments(0)  

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