小松由佳さん、TDK硬式野球部に県民栄誉章
2006年 10月 20日
表彰状の授与の後、小松さんとTDK監督の船木千代美さんの話(報告)が聞けるということで、私も参加させていただきました。以下は、そのお二人の印象に残った言葉です。
「登山には勝ち負けはないのに、名誉ある章をいただくことができてうれしい」 「雪崩と落石が怖かったが、自分は大丈夫だと暗示をかけていた」 「非現実的な世界に身をおく。しかし不安より期待が大きいから登れた」 「頂上に立っても満足感はない、下りが大変危険だから。ベースキャンプ(安全な場所)へ帰って一番満足した」 「山の仲間は共に助け合っていく関係だ」 「K2は私の一つの通過点に過ぎない。心配・応援してくれている両親、仲間に感謝している」
小松さんはチャーミングな普通のお嬢さん。どこにそうした冒険心やファイトがあるのだろうと疑ってしまいましたが・・・・・実に爽やかで素晴らしい方でした。
「勝つ野球をしたい。野球ができる喜びに感謝したい。会社に愛される野球部でありたい」 「守り抜く野球、1点を取りに行く野球ではクリーンナップでも犠打が必要だ」 「2006年の目標は都市対抗ベスト4だった。戦う集団・全員野球をスローガンにした」 「ほとんどの選手は野球を長くやっている。今さら欠点を修正するより、長所を伸ばすことが重要だ」 「欠点に目がいくと個人の良さが死んでしまうことがある。良いところを引き出さないといけない」
精悍で、いかにもスポーツマンらしい船木監督。選手としても活躍してきた方ですが、監督就任後は私情が移らないように、選手と飲食をともにすることも少なかったとか。凛とした姿には勝負師の気迫がありました。
お二人には、一つのことを究めた輝きがあります。秋田県の名を高め、社会に明るい希望を与えた功績は正しく県民の誇りです。誠におめでとうございました。そして、ありがとうございました。
by shouichiro_sato | 2006-10-20 22:49 | 秋田県 | Comments(0)