山形の災害現場

　７月の豪雨で未曽有の被害を受け、激甚災害に指定された山形県北部、国道４７号沿いの最上町や新庄市、戸沢村、酒田市などの現場を見てきました。

　同地方では降り始めからの総雨量が真室川町で５０９ミリ、新庄市で４３５ミリ、酒田市で４２２ミリ、最上町で４３５ミリを記録するなど、観測史上最大となる降水量があり、最上川やそれに流入する多数の中小河川で越水・溢水・破堤が発生。３人が亡くなり、住家・非住家合わせて建物２０００棟以上が被害を受けたほか、広範囲にわたって土砂崩れや田畑への土砂流入、冠水がありました。

　現地の惨状を見るに、河川や道路の改修・改良、農林業などの復旧・復興には、被災された範囲も広大なことから、秋田県よりも大きな費用と時間がかかりそうです。国や県、市町村が密に連携して対策を進めるよう、願ってきました。