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マングース

 ハブ対策として1979年、鹿児島県の奄美大島に放たれた外来種のマングース。しかし、マングースは在来の希少種を食べるなど生態系に害を及ぼすとして、2000年から防除作業が始まり、駆除が進められてきました。環境省は3日、奄美大島での「根絶」を宣言しています。

 当初、島に放たれたのは約30匹でしたが、00年には約1万匹ほどに急増。それとともに農作物や在来種の被害が相次ぎ、国の特別天然記念物アマミノクロウサギは移入前の2割程度に減っていたとのこと。その上、ハブは夜行性で日中に行動するマングースは天敵にはならなかったようですから、驚きましたネ。人間の勝手な思い込み?で島に放し、今度は駆除の対象にするとは・・・・、愚かな行為でした。

 環境省は05年、マングースを特定外来生物に指定。島内に最大3万個のワナを設置し、マングース探検犬まで導入。これまで約3万2600匹を捕獲しており、18年4月以降は捕獲数がゼロとなっていました。

 以前、沖縄へ行った時には「マングースとハブの決闘」などを見たことがありましたが、今思うと生き物にとっては何とも気の毒なことでしたネ。ただ、マングースは沖縄本島にも放たれており、環境省は沖縄でも駆除を進めているとのことです。

by shouichiro_sato | 2024-09-04 22:28 | 社会・話題 | Comments(0)  

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