一般社団法人秋田県猟友会(会長・佐藤寿男さん)が主催する「第74回安全狩猟全県射撃大会」が由利本荘市岩城道川にある秋田県立総合射撃場で開かれ、県内の各支部から選ばれた42人が銃器の安全な操作技術や矢先確認の訓練とマナーの向上を図りました。
大日本猟友会の射撃競技規則に準じて厳しい審査基準が設けられており、選手は年齢別のA・B・C3クラスと女性の部門に分かれ、同一の銃でスキート(標的20個)、シングルトラップ(同20個)、ダブルトラップ(同30個)の3種目を行います。
(写真上・スキート、下・シングルトラップに挑む選手。県立総合射撃場で)
ところで、猟友会に加入している人は全県で1400人余。ベテランのメンバーが多いものの、会では後継者の育成が課題となっています。狩猟を目的に銃の所持を許可されていますが、最近ではクマなどの野生鳥獣の駆除活動も多くなっており、会員の負担も大きくなっているからです。県では銃所持の資格取得や購入費用の助成額をアップする補正予算を措置するなど、支援策を強化しています。