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戦中・戦後の暮らしを知っていますか

 乳飲み子を背負った若い母親が、幼い男の子の手を引いて瓦礫と化した焼け跡を歩く。昭和20年9月に撮影されたこの写真が、目に焼きついてしまいました。

 「永遠に伝えたい記憶 ~戦中・戦後の暮らし~」 戦没者遺族をはじめとする国民が経験した戦中・戦後の労苦に係る歴史的資料・情報を収集、保存、展示して後世代に知る機会を提供している国立の施設、「昭和館」が主催する特別企画展が今日から22日(日)まで、秋田市のアトリオンで開かれています。

 実物の資料や厳しい時代を生き抜いてきた人々が綴った手記。その姿を記録した写真を見ると、残された女性や子供たちの苦労、困難を極めた暮らしが伝わってきて、目頭が熱くなりました。以前、鹿児島県知覧町にある「知覧特攻平和会館」を訪問した時や、沖縄県の「ひめゆり平和祈念資料館」で涙を流した時と同じように、時間を忘れて引き込まれてしまいました。「二度と繰り返してはならない」悲劇が、そこにありました。

 世界に目を向ければ、未だに国際紛争や内紛が続いています。日本と国交が回復していない隣国・北朝鮮では国際社会の声を無視して地下核実験が行われたり、世界各地で無差別テロが横行するなど、一歩間違えば時代が逆戻りしかねない危険と、隣り合わせにいる感じもしてしまう昨今ですから、「人類の悲劇を繰り返さない」一念で、世界の人々が英知を絞っていきましょう。

 今日は午前11時から、県民会館で「秋田県戦没者追悼式平和祈念式典」も開催されました。終了後には多くの参加者がアトリオンの会場を訪れ、感慨深げに資料を見ておりました。戦争経験者もその遺族も高齢になり、戦争を知らない世代が社会の中核となってきた時代だけに、改めて戦争の惨さを認識し、「過ちを繰り返さない」永遠の誓いをするべきだと痛感した次第です。

by shouichiro_sato | 2006-10-14 23:48 | 社会・話題 | Comments(0)  

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