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「芸術の秋」です

 秋田市の千秋公園入口にある県立美術館では15日(日)まで、「平成18年度秋田県民芸術祭・秋田現代美術展」を開催中。秋田県を代表する作家の絵画(日本画・洋画)部門29点、立体、工芸、書道の部門にそれぞれ9点、写真部門7点、デザイン部門8点、合わせて71作品が展示されています。

 全ての作品は昨年から今年にかけて、全国の展覧会等に入賞したものばかりであり、美術鑑賞の知識のない私も圧倒されるほどの迫力がありました。どの作品も素晴らしいのですが、中でもビックリしたのは、皆川嘉博さん(秋田市)が平成17年度に秋田県芸術選奨を受賞した立体作品、「源流ー母なる湖の伝説 壱・弐ー」です。高さ2メートル程の男像とやや低い女像。秋田の湖の伝説をもとに男と女の姿を彫刻にしたもので、自分自身のルーツ、源流を探る旅を表現しています。素人の私には何処からこうした発想が生まれるのか、ただただ驚くばかりです。

 同部門には父親である皆川嘉左ヱ門さん(横手市)の木彫りの作品、「植物採集家・須川長之助像」もありました。高さは80センチ程ですが、やがて大作になると説明書きがありましたので、将来が楽しみです。皆川さんは農民彫刻家として有名な方で、青年活動の時代からお世話になってきましたから、今こうして親子で活躍されている姿を見ると、感激してしまいます。

 書道部門では唯一の篆刻作品に、羽後町の猪岡堅二さんの「大方無隅」がありました。元郵便局職員で、バスケットボールの指導者でもある猪岡さんが趣味で始めた篆刻も、今では県を代表するものとして展示されているのですから、嬉しい限りです。先般の兵庫国体視察には、町国体準備室のスタッフとして同行していましたが、美術展のことは全く話していませんでしたので、「猪岡さんらしいなあ」と思いつつ、見させてもらいました。

 総じて秋田市の皆さんの作品が多いのですが、工芸で湯沢市、書道で由利本荘市の皆さんの活躍も目につきます。それぞれ素晴らしい指導者や創作活動の環境があるのでしょう。県内では「文化の日」を中心に、各市町村でも様々な芸術・文化の祭典が開かれますから、食欲だけではなく、「芸術の秋」も満喫しましょう。 

by shouichiro_sato | 2006-10-13 17:20 | 今日の出来事 | Comments(0)  

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