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「のじぎく兵庫国体」、今日から後半です

 9月30日に開幕した「のじぎく兵庫国体」も、いよいよ後半戦。活躍が期待された秋田県選手団も、山岳や自転車競技などで優勝しているものの、全体的には伸び悩んでいる状況です。

 私は、明日6日から始まる「ホッケー競技」の大会運営や会場地の対応のあり方などについて勉強するために、羽後町実行委員会のメンバーとともに今日、兵庫県入り。午後5時からは、会場となる篠山市の市民センターで「監督・主将会議」が行われ、オブザーバーとして出席しました。
 
 会議の冒頭、瀬戸亀男・篠山市長は「ホッケーには全くなじみが無かったが、今では市民ボランテアを募るなど、市を挙げて歓迎していますから、皆さん頑張ってください」と、国体開催までのご苦労を紹介されていました。結局は、ほとんどの自治体がそのようにして国体開催のために「頑張っているんだなあ」と思いながら、親しみをもってしまいました。私もつい「ご苦労様でした」と挨拶して、名刺を交換してきました。

 50年近い間に一回の国体ですから、県勢の飛躍を期待して「勝ちたい」気持ちもあるはずですが、無理をしないで「楽しもう」という雰囲気が感じられた篠山市でしたので、チョッと意外でした。そういえば、新聞を読んでも国体のニュースよりもプロ野球やサッカーの話題が紙面を占めていますから、年に一度の国体も国内の最高の競技大会として注目されるイベントではなくなってきているのでしょう。開会式こそNHKテレビが中継していますが、競技の放送といえば教育TVでごく一部だけ。民放が中継しているスポーツ番組からすると全く目立ちません。実際、前半は公開競技の高校野球、「ハンカチ王子」たちの話題に独占された感じがします。

 国体のあり方について様々な意見がある昨今、「抜本的に考える必要があるのか」などと思いながらも、各県代表のユニホーム姿の選手を見ると「やっぱり、最高だよな。参加できる選手は羨ましいな」、と私は思いました。そうなんです、年に一度の「スポーツの祭典」でいいじゃないか。総合優勝などの成績よりも、スポーツ関係者が一堂に会するところに意義がある、という気になってしまった兵庫県の初日でした。これでは競技団体の責任者としては失格でしょうね。すみません。

 そうはいいながら前半戦を終わっての成績は、初の天皇杯獲得を目指す開催地の兵庫県が、天皇杯・皇后杯ともにダントツのトップに。地元の神戸新聞も「予想以上の健闘」と賞賛するほど、2位の北海道に大きく差をつけている状況です。

by shouichiro_sato | 2006-10-05 22:26 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

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