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八峰町・峰浜庁舎(旧村役場)が全焼

 今日未明、八峰町峰浜庁舎(旧峰浜村役場、木造一部2階建て・約1100平方メートル)が全焼しました。焼け跡から一人の遺体が発見されており、身元の確認を急ぐとともに、朝から火事の原因を調べるための現場検証が行われています。「一体、何があったのでしょうか?」。思いもしない災難にあわれた町当局、町民の皆さんには心からお見舞いを申し上げます。

 先月27日には盛大に「八峰町誕生記念式典」が開かれ、今年3月27日に旧八森町と旧峰浜村の合併によって生まれた新しい町の門出を祝ったばかりでしたのに、歴史ある村の拠点を失ってしまった関係者の皆さんの気持ちを思うと、慰めの言葉も見つかりません。ニュース映像で見る現場の状況はほとんどが燃え尽きており、火災の激しさが伝わってきました。新しい町は分庁舎方式を採用し、同庁舎には峰浜町民サービス・保健衛生・農業振興・建設の各課が入っていましたから、戸籍などの重要な公文書やOAデータもほぼ焼失してしまったようです。しかしここは、加藤和夫町長を筆頭に全職員が一致団結して全力で住民サービスを維持し、この試練を乗り切っていただきたい。町民の皆さんにも早期の復旧にご協力いただきたいものだと願っています。

 村役場の頃には、私も何度か村長室を訪ねたことがあります。昭和35年に建築された木造庁舎で、昔の面影がそのまま残っているような机や椅子に歴史の重さを感じたものでした。当時の芹田正嗣村長には首長の先輩としてお世話になっていましたし、その上、知事選挙の際には庁舎前で街頭演説をさせていただきましたので、思い出すほどに残念でなりません。

 それにしても、(火災の原因はわかりませんが)能代警察署管内では今年、大きな事件や事故、災難が多発していますから、地域の皆さんがもう一度身の回りに注意を払い、一日も早く平穏な地域に戻られるよう、祈っています。

by shouichiro_sato | 2006-10-03 16:58 | 今日の出来事 | Comments(0)  

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