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県内調査

 県議会の6常任委員会は県内の現況や課題について調査を行っています。きょうは農林水産委員会(杉本俊比古委員長)の一行が雄勝地域振興局管内の木材産業や農地の基盤整備、園芸メガ団地、集出荷施設等を訪問しており、私も同行させていただきました。

 調査先は、広葉樹の利用拡大に取組んでいる北日本索道(株)の稲川チップ工場(湯沢市駒形町)。複合型生産構造への転換を支える基盤整備を実施した圃場と、セリ+ネギで販売額1億円を目指す園芸メガ団地(同関口地区)。流通拠点の集約・効率化と物流2024対応に取組んでいるJAこまち新広域集出荷所(同山田地区)。それに県内トップのトルコキキョウ産地となっている同JA花卉部副部長・大坂洋平さんのハウス群(羽後町赤袴)の4ヶ所です。

 広葉樹のチップは岩手県の製紙工場へ出荷しており、樹皮などの副産物もバイオマス発電の燃料として活用されています。同社は雄平地区に複数のチップ工場や製材所を設けており、若い社員も多く働いでいました。地域の特産としてブランドを確立している三関のセリやネギの生産で機械化体系を確立している団地では、所得が伸びています。

 さらに、トルコキキョウの作型を工夫してほぼ一年中出荷しているほか、冬期間のラナンキュラスと組み合わせ、豪雪地域でも見事に花卉栽培を確立してきた大坂さんから話を聞き、ハウス内を見せていただきました。同部会では仲間で花卉栽培の研鑽を積んでおり、市場からも高い評価を受けています。

by shouichiro_sato | 2024-06-07 23:41 | 秋田県議会 | Comments(0)  

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