大相撲夏場所はきょうが千秋楽。新小結・大の里(二所ノ関部屋、23歳・石川県出身)が12勝3敗で初優勝を果たしました。大の里は去年の夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。それから7場所目での初優勝は優勝制度ができた明治42年以降、先場所の尊冨士の10場所を抜いて、最も早い記録となりました。
(写真・大相撲夏場所は新小結の大の里が初優勝。NHK「ニュース7」より)
大の里は日本体育大学時代に2年連続アマチュア横綱の実績があり、初場所で新入幕すると3場所連続で11勝以上を記録。尊冨士に続いて大銀杏が結えない力士が優勝し、大相撲の新時代が始まる予感がしてきます。
今場所は初日に横綱・大関など看板力士が全員敗れる波乱の幕開けとなり、その後は一人横綱照ノ富士、大関の貴景勝と霧島が休場。小結朝乃山や先場所優勝の平幕尊冨士が初日から休場するという寂しい場所でしたが、期待の若手大の里が締めてくれました。