JR東日本は「みどりの窓口」の削減方針を凍結し、当面は現状を維持すると発表しました。窓口は過去3年間で半減しており、残る窓口の混雑が激しくなっていました。何かと出かける機会が多い自分にとっても、確かにみどりの窓口が無くなっている駅が多くあり、何処で切符を買ったらいいのか迷うことがありました。
同社は2021年、チケットレス化を推進するとして、管内にあった440駅のみどりの窓口を25年までに140駅に減らす計画を発表し、今年4月時点で半数近い209駅にまで減らしています。
最近はスマートフォンで「えきねっと」などのツールを使い、切符や指定券などの購入ができるようになってきたとはいえ、そうした物を使いこなせる人はまだまだ限られています。さらにインバウンド客の増加により、みどりの窓口での対応には時間がかかり、長蛇の列ができている光景を何度も見てきました。
JR東日本には切符の販売という最も基本的なサービスの向上のため、209駅の現状維持よりも需要の多い一部の駅では窓口を復活させるなど、さらに進んだ対応をしてほしいと思います。