衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補欠選挙の投票がきょう行われました。自民党は東京15区と長崎3区には候補者を擁立できず、島根1区だけが与野党の一騎打ちとなったものの敗北。不戦敗を含め「全敗」で、立憲民主党が3議席を獲得しています。
(写真・NHKニュースより)
島根は保守王国でしたが、立憲元職が出口調査でも圧倒的に優勢でした。派閥の裏金事件を受けて「政治とカネ」問題への姿勢が問われた岸田文雄首相には厳しい審判となり、今後の政権運営への影響は避けられない状況です。
これで政局の焦点は、衆院の解散総選挙の行方。自民党内では「岸田首相では戦えない」という事になり、9月の総裁選挙で「新しい顔」を選び、イメージチェンジをして総選挙に臨むのか。あるいは岸田首相が総裁選挙前に「破れかぶれ解散」を断行するのか。・・・・野党は「早期の解散を求めていく」としています。