当地の隣り、由利本荘市東由利地域の大台飲料水供給施設の水道水から、有害物質「六価クロム化合物」が検出された問題。市は昨日、水質検査を担当していた水道課の職員が、検査の際に基準値を下回るように加水し、4年にわたって検査結果を改ざんしていたことを明らかにしました。
六価クロムはメッキや防腐剤などに用いられており、皮膚炎や発がん性も指摘されています。水質基準値は1㍑当たり0.02mg以下。1回目の水質検査で基準値を上回ったため、再検査の際に別の水を約2割加えていたとのこと。
同施設は大台集落の6世帯計17人に給水。給水人口が100人以下で水道法は適用されませんが、法に基づく水質検査を毎年実施していました。市は問題が発覚した2日に給水を停止し、給水車を派遣して配水タンクに水を補給し、各世帯に供給しています。今のところ、健康への影響は確認されていないようです。
今夜は当地の上到米簡易水道組合の役員会が開かれ、令和5年度の事業や決算、6年度の事業計画や予算を話し合いました。その席でも隣りの地域の水質検査の改ざん問題が話題となりましたが、当組合の場合は毎月、専門の機関により分析を行っており、水質には問題がないことを確認しました。