自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、安倍・二階両派の議員39人への党の処分が決まりました。処分は当初80人規模で調整されていましたが、39人は派閥の幹部と政治資金収支報告書に未記載の金額が500万円以上の議員で、500万円未満の議員は幹事長注意にとどまっています。
党の処分は8段階あり除名が最も重く、離党勧告、党員資格停止などと続きます。安倍派の衆・参院側のトップだった2議員に離党勧告。同派幹部の2人が党員資格停止1年、1人が同6ヵ月。党役職停止1年が9人。同6ヵ月が8人。残る17人は戒告でした。
しかし、実態解明が不十分で、誰が裏金づくりを決めて継続してきたのかは不明のまま。早く幕引きを図ろうという思惑が見え、処分の基準も曖昧です。裏金事件に対する自民党の反省が感じられないばかりか、これでは政治への不信がさらに強まってくる感じですネ。