秋田市外旭川地区のまちづくりについて佐竹知事の本音は、この計画の事業を「やらせたくない」ことだと分かりました。
秋田市の計画について県が同意して国に申請する必要がありますが、市が目指す今月末までの提出について佐竹知事は「無理だ」と断言。昨日の秋田市議会での質疑を聞いた秋田市卸売市場の関係者から、「白紙とは言わないが、計画について疑問がある」との声が寄せられたことを紹介し、「地域未来投資促進法」を活用する秋田市の計画には「同意できない」と重ねて表明しました。
当初、卸売市場やサッカースタジアムを横山金足線の沿線に整備する計画が示された時には、「軟弱地盤で造成が困難」と述べて両施設の整備場所を変更させていました。今度は、優良農地を使ってのまちづくり計画は食糧安全保障の観点から国の方針にも矛盾する。新たな商業施設ができれば既存の商店にも影響する・・・などと、後ろ向きの発言ばかりを繰り返しています。挙句の果てには「秋田市長は私を恨んでいるでしょう」とも述べています。
県議会予算特別委員会の総括審査で知事の考えを質した議員は、「知事は(イオングループが提案した)この計画をやらせたくないのでしょう」と、憤慨していました。