中古車販売の大手「ビックモーター」の全国の店舗前にある公道の街路樹が枯れたり切られていた問題で、神奈川県警は本社の社員の男(51歳)を器物損壊の容疑で逮捕しました。
昨年8月に県警は川崎市からの被害届を受理。同社員は「環境整備のため」として店舗前に植栽されていたオオムラサキツツジ6本の伐採を、店長に指示した疑いがもたれています。 社員は同社の「環境整備推進委員」として各店舗を巡回点検していました。
保険金の不正受給問題で、損害保険会社の経営トップの引責辞任まで発展している「ビックモーター」。その過程で昨年7月、店舗前の街路樹や植え込みが枯れているのが各地で確認され、自治体が調査に乗り出していました。警察庁によると全国20の自治体から器物損壊などの疑いで被害届が出され、各地の警察が捜査を進めています。
店舗の環境整備点検の成績や対応が良くなければ降格処分につながっていたようで、公道の植え込みの樹木を伐採したり、高濃度の除草剤を撒いた疑いがあるようです。何とも勝手な仕業であり、厳しく追及していただきたいものです。