仙北市田沢湖神代地区に拠点を置く「わらび座」が秋田に定着して70年を迎え、大仙市中仙市民会館ドンパルで、記念公演を行いました。
オープニングは、今年創部70年となる県立大曲高校書道部とのコラボで、軽快な太鼓や笛のリズムに合わせて書道部員が縦4m×横6mの紙に、「山は焼けてもわらびは死なぬ」というわらび座創始者の故原太郎氏の言葉や、わらび座への期待を込めて部員が考えた「魅せろ底力」の言葉などを力強く書き込んで、会場を圧倒。
わらび座の団員11人は「わらび座歌舞祭典~大地と海の祭り~」より、「恵比寿舞」「秋田米とぎ唄・酒屋唄」「大黒舞」「虎舞」「沖揚げ音頭」「ハイヤ節・佐渡おけさ・津軽アイヤ節」「津軽じょんから節・ねぶた囃子」などを次々に披露。全国各地に伝わる伝統の唄と舞は力強く、躍動感あふれるステージは見事、感動しました。
フィナーレは教育旅行などでわらび座を訪問した生徒の皆さんが必ず体験する「わらび座ソーラン」。公募で集まった老若男女70人の皆さんと団員の皆さんが元気いっぱいに踊って、70年の節目を祝っています。
(写真・出演者全員で踊る「わらび座ソーラン」。中仙市民会館ドンパルのホール)