地熱発電による活性化事例や発電事業者と地元との共存事例について知り、地熱発電への理解促進を図る目的で、県産業労働部が主催する「地熱セミナーINゆざわ」がきょう開かれました。
基調講演は「地熱を用いた地域活性化に向けて」。独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構の安川香澄特命参与が、地熱モデル地区のプロジェクトや地熱による地域活性化の国内外の事例を紹介。(写真・湯沢グランドホテルで)
事例紹介は「中尾地熱発電所の概要と地元との共存共栄について」。株式会社シーエナジー(本社・名古屋市、中部電力の100%子会社)再エネ・新規事業課の西村和哉課長が、岐阜県奥飛騨温泉郷の一つである新穂高温泉・中尾地区における温泉と地熱の共存共栄について、10年に及ぶ開発の軌跡を紹介。第一生産井と第二生産井における様々な問題を乗り越えて、ダブル・フラッシュ発電システムで営業運転を開始したこと経緯を詳しく述べています。