出版科学研究所によると、電子出版の市場が右肩上がりで拡大しているとのこと。2022年の推定販売額は5013億円で、集計を始めた14年の約4.4倍になっているとか。ただ、内訳をみると電子書籍は9%、電子雑誌は2%で、大半は電子コミックの89%となっています。
出版物全体の22年の販売額は、前年比2.6%減の1兆6305億円。紙の書籍や雑誌は1兆1292億円で、14年からは29.7%落ち込んでいます。
紙のコミックは単行本などが2千億円前後で推移しているものの、月刊誌や週刊誌は22年に537億円で14年から60%も減少。休刊が相次いでいるようです。
スマートフォンやタブレット、パソコンがこれだけ普及してくると、紙の書籍を買わなくても手軽に情報を入手できる電子版がさらに伸びていくのでしょうネ。「電子図書館」の取り組みなども拡がっています。