本年産のコメの出来具合を示す作況指数(平年は100)で秋田県は97の「やや不良」となりました。やや不良となるのは2年連続で、東北6県では最低です。農林水産省が12日に発表したもので、東北全体は101で「平年並み」。青森、岩手、宮城、福島は102~105で「やや良」、山形は100の「平年並み」となっています。
秋田県内の地域別では県北96、県央95、県南98でいずれも「やや不良」。6月上旬から7月中旬にかけての日照不足、7月中旬の記録的豪雨などで「分けつ」が抑制され、全体のもみ数が平年よりやや減少していました。
その上、8月以降に猛暑や干ばつが続いたことで、コメの品質が大幅に低下。本年産の一等米比率が62.6%(9月末現在)と、過去5年で最悪となっています。減収と品質低下でコメ農家にとっては大幅な収入減となっており、厳しい出来秋です。