パーティー券

　自民党の政治団体（派閥）による政治資金パーティーで、パーティー券の販売ノルマを超えて集めた議員に、還流させるキックバックが行われていたことが明らかになりました。東京地検特捜部は政治資金規正法違反の疑いで立件を視野に調べている模様です。

　政治資金パーティーは政治家や政治団体が活動資金を確保するために開くもので、政治資金規正法は集めた金額から経費を引いた金額を政治活動に充てることを認めています。ただし、１回のパーティーで２０万円を超す支払いを受けた場合は政治資金収支報告書に支払った側の名前や住所を記載しなければなりません。

　例えば安倍派（清和政策研究会）ではノルマを超えた売り上げが派閥からキックバックされ、議員側の収入になる運用で裏金作りが常態化していたとみられると、報道されています。派閥の支出と議員側の収入が収支報告書に記載されていないケースが見つかっているようです。