羽後町交通対策協議会、羽後町防犯協会、羽後地区交通安全協会の3団体が主催する「羽後町安全安心大会」がきょう開かれ、交通事故の状況や特殊詐欺などの消費者のトラブルについて、報告と講話がありました。
湯沢警察署がまとめた10月末現在の管内の交通事故件数は22件(前年比2件減)ながら、死者数は5人(同4人増)で過去10年間における年間死者数の最多となっています。羽後町でも1名亡くなりました。
一方、最近増えている消費者のトラブルでは、突然の「送り付け商法」や「フィッシング詐欺」、「過量販売・次々販売」。巧妙化する特殊詐欺の手口が紹介されました。実際に顔を合わせず電話やメールなどで相手を信頼させて現金などをだまし取るのもので、「老人ホームの入居権」「(必ず儲かるという)投資の誘い」などによる被害が発生しています。
交通事故は被害者も加害者も高齢者が多くなっていること。核家族化が進む中でスマートフォンやインターネットが普及しており、社会の変化に応じた事故やトラブルが多いこの頃です。「あやふやな時はその場で一人で決めない」「不安な時は誰かにすぐ相談する」ことが大切です。