クマ被害続く

　秋田県内ではツキノワグマによる被害が続いています。きょうも２人が襲われ、人身被害は３９件４３人になりました。目撃情報も２０００件を超え、記録が残る中では過去最多。捕獲頭数も１０３０頭（今月９日現在）と、過去最多となっています。

　県は県民への注意喚起を強化することにし、新聞広告やテレビ・ラジオで集中的なキャンペーンを展開します。また、有害鳥獣の捕獲を行う猟友会などの実施隊員について、捕獲頭数に応じた慰労金の緊急的支給を行うなど、活動を支援する方針です。

　佐竹知事はきょうの県議会本会議で「いつでも、どこでも、誰でもクマと遭遇するリスクが高くなっている。自己防衛意識を高め、十分に注意してほしい」と、県民に呼びかけました。