秋田県警察本部はきょう、50歳の男性警視がパチンコ店で他人のICカードを拾って換金したとして、遺失物横領と窃盗の疑いで書類送検し、停職1か月の懲戒処分にしました。警視は処分を受けて依願退職しています。
昨年7月20日の夜、カードを無くしたことに気づいた客がすでに換金されていることを知り「110番」。警察が店内の防犯カメラ映像などで確認したところ、何と犯人は署内の上司だったことが判明。これには署員もビックリしたことでしょう。「魔が差した」と釈明しているようですが、事件を公表したのが7ヵ月も後だったのは何故なのか。チョッと不可解な事件ですネ。
ところで県警は昨日、4月の統一地方選挙に向けて違反取り締まり態勢を整えるため、例年より15日早く定期人事異動を発表しました。そのタイミングでの公表であり、森田正敏本部長は「不祥事の根絶と職務倫理の徹底などを求める」通達を、県警の全部署に出しています。