県議会一般質問の2日目は土谷勝悦議員(横手市)が登壇し、農業の現状認識と稲作経営のこれからについて、佐竹知事に質しました。「水田の売買価格は最も高い時からすると今は十分の一で、10aで20~30万円になってしまった。故に資産価値も大きく低下しており、自分の息子に後を継げとは言えない。NHKの大河ドラマ「どうする家康」ではないが、『どうする土谷!』と自問自答している」。米価も最高時の半分以下に低迷しており、厳しい農業の現場を知る悲痛な訴えに、心が揺さぶられました。
一方、知事の答弁は「農家が国の肥料高騰対策を活用できるよう土壌分析を支援しているほか、担い手にはスマート農機の導入を促進し、低コスト化を推進している。国にはコメの消費拡大や需給改善に向けた施策の強化を要望している」。農業県・秋田にとっては何とも元気がでない内容でした。
是非、秋田県議会のホームページやユーチューブで、土谷議員の悲痛な訴えを聞いてください。