県調査統計課が発表した1月1日現在の秋田県人口は、92万5933人(男43万7311人、女48万8622人)。この1年間で1万5815人減少しました。その内容を見ると自然減は1万3260人(出生者3998人、死亡者1万7258人)、社会減は2555人(転入者1万2260人、転出者1万4815人)でした。1万5815人は三種町の人口を上回る規模です。
少子化が急激に進んでおり、出生者が始めて4000人を割り込みました。新型コロナウイルス禍で社会減の幅は縮小すると思われていましたが、転出者も多い状況です。
一方、厚生労働省の人口動態統計によると、2022年は年間の出生者数は初めて80万人を割り込み、77万人台になる可能性があるとのこと。17年に公表した将来推計では22年の出生数を約85万人と見込んでいましたが、10年以上速いペースで少子化が進行しています。女性1人が生涯に産む子供の推定人数「合計特殊出生率」は21年が1.30で、6年連続で減少しています。