大相撲初場所(東京・両国国技館)はきょうが千秋楽。大関貴景勝(26歳・常盤山部屋)が東前頭13枚目の琴勝峰との相星決戦を制し、12勝3敗で3度目の優勝を果たしました。今場所は2日目に翔猿に敗れ、11日目に琴ノ若、12日目に霧葉山に連敗して先行きは不安に思われましたが、13日目から立ち直し、闘志あふれる突き押しで好調だった阿武咲、豊昇龍を撃破。見事に2020年11月場所以来、13場所ぶりに賜杯を手にしました。
今場所は1横綱1大関という125年ぶりの異例な番付で、さらに横綱照ノ富士がケガで休場。一人大関というプレッシャーがかかる場所ながら、最後は大関の意地を見せる相撲で、何とか締めくくりました。ただ、関脇が4人いながら、高安がケガで途中休場、正代が不振だったのは寂しかったですネ。
(写真・優勝インタビューに答える貴景勝。NHKサンデースポーツより)
ところで、幕下は15枚目格付けで初土俵を踏んだ落合(19歳・宮城野部屋)が、7戦全勝で優勝。十両では関取に復帰した元大関の朝乃山(28歳・高砂部屋)が14勝1敗で優勝。相撲ファンを喜ばせています。