人気ブログランキング | 話題のタグを見る

パワハラ

 8月の記録的大雨による災害復旧を担っていた地域振興局の職員(副主幹兼班長、男性・50代)が自殺した問題で、秋田県はきのう28日、同局の当時・建設部長(男性・50代)から職員がパワハラを受けていたと明らかにしました。県は9月、元部長を本庁の建設部に異動していましたが、同日付で減給10分の1(3ヵ月)の懲戒処分とし、課長級から上席主幹に降格(分限処分)しました。県がパワハラを原因に職員を処分するのは初めてです。

 県の調査によると元部長は今年4月ころから、大声で叱責したり無視するなどのパワハラを行っており、関係する職員約30人のうち、半数以上の人が行為を見聞。亡くなった職員以外にも数人が被害に遭っていたと証言しています。ただ、県のハラスメント相談窓口への通報はなかったとのこと。

 元部長は「強く指導はしたが、パワハラはしていない」と話し、自殺した職員への謝罪もないと報道されています。人が亡くなっているという重大な事態であっても、パワハラという自覚はないようですから、問題は深刻です。

 県では再発防止に向け、マネジメント能力に疑義がある管理職へのハラスメント防止研修の再受講、ハラスメント相談窓口の再周知、定期的な面談を行うとしています。 

by shouichiro_sato | 2022-11-29 22:32 | 秋田県 | Comments(0)  

<< 「風流踊」 医師会と意見交換 >>