「秋田県 奥羽・羽越新幹線 オータムセミナー」(主催・秋田県、秋田県奥羽・羽越新幹線整備促進期成同盟会)が開かれ、整備新幹線の現状や九州新幹線の開業インパクトなどについての講演がありました。
(写真・講演する「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」の玉本氏。県庁第2庁舎)
独立行政法人鉄道・運輸機構北陸新幹線建設機構調査部の玉本学也さん(秋田市出身)は、整備新幹線の概要や整備新幹線の開業効果について講演。所要時間の短縮や滞在可能時間が拡大したこと、観光入込客の増加、輸送安全性の確保が向上していると述べています。
富山国際大学現代社会学部の准教授・大谷友男さんは、九州新幹線(鹿児島ルート)の新八代ー鹿児島中央間の部分開業が先行したことでも、大きなインパクトがあったと紹介。秋田県では高速道路整備が進み鉄道の競争力が低下しているが、「(新幹線)不要論は乱暴な話だ」と述べ、いまこそ百年の計に立って新幹線・鉄道、そして交通のあり方を考えるべきだと結んでくれました。