死刑などをめぐる自らの発言で批判されていた葉梨康弘法務大臣がきょう夕方、辞任しました。事実上の更迭ですが、岸田首相の「朝令暮改」そのものでした。岸田首相のもとで辞任するのは、旧統一教会との関係について曖昧な発言を繰り返してきた山際大志郎経済再生担当大臣(10月24日に辞任)に続いて2人目です。
葉梨前大臣は9日夜、岸田派の国会議員の会合で「だいたい法務大臣は朝、死刑(執行の)のハンコを押す。昼のニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」と述べたほか、「法相になってもお金は集まらない。なかなか票も入らない」などと軽率かつ不謹慎な発言をしていました。
山際前大臣もそうでしたが、自らの非をなかなか認めず、説明責任を果たす姿勢はありませんでした。岸田首相もまた「説明責任を果たし職務に当たってもらいたい」と更迭を否定してきましたが、時すでに遅し。岸田内閣はどうも軽い感じ?がしますし、岸田首相本人にも厳しさがない。聞く力を強調してきましたが、その後の判断・決断が中途半端で、後手後手の対応をしている感じですネ