新型コロナウイルスの感染が収束しません。午後6時15分現在、全国で24万3483人の感染が発表されています。また、301人が死亡しています。
秋田県と秋田市がきょう発表した感染者は1679人。昨日は過去最多を更新する1878人でした。お盆が過ぎて一週間以上になりますが、今週は前週を上回る状況となっています。 (写真・NHKニュースより)
一方、政府は感染者の高止まりで医療機関が逼迫していることから、コロナ感染者の「全数把握」を見直すとし、岸田首相は「自治体の判断で患者届出の範囲を高齢者、入院を要する者、重症リスクがあり治療薬投与等が必要な方に限定することを可能とする」と述べています。
ただ、感染症法で定められているコロナの全数把握を都道府県の判断に任せるというのは、どうなのでしょう。入院や宿泊療養、自宅療養、治療費の公費負担など、保健所で把握できない陽性者への対応は大丈夫なのか。全数把握を見直しても、医療体制を維持できるのか。国が一定の判断基準を示さずに地方に判断を転嫁するのはいかがなものか・・・・。都道府県が独自に判断するように求めた「BA5対策強化宣言」の内容は従来の要請・呼びかけと大きな違いはなく、今回の決定も知事会や医師会の声を聞いたものの、(地方に判断を丸投げする)国としての姿勢・判断基準がはっきりしない、中途半端な方針転換・対策に思います。