岸田文雄首相が新型コロナウイルスに感染したと、政府がきょう午後に発表しました。15日の「終戦の日」に行われた全国戦没者追悼式に出席した後、翌日はゴルフを楽しみ、17日からは静岡県伊豆の国市の旅館で夏休みを過ごしていました。しかし、帰京した昨夜から微熱があり、きょうPCR検査をしたところ陽性でした。
このところ、全国で感染者が急増しています。お盆で人の動きが活発だったとはいえ、感染拡大を防ぐ対策やマスクの着用などの呼びかけは今までと同じでした。政府も「行動制限をせず、感染対策と経済活動の両立を図る」方針を継続しています。
秋田県内でも連日、1800人程の感染者が発表されており、医療機関や高齢者施設、保育所や幼稚園などでクラスターが発生しています。本来は最も感染防止対策をしているところでクラスターとは・・・・、残念です。そして、感染者の増加で医療体制も逼迫してきました。
治療薬の承認も進まず、検査は「(症状があれば)自身で抗原検査をしてください」とのこと。医療機関や保健所が忙しいため「感染証明の問合せも控えるよう」に求めています。しかし、感染症法で定められたウイルスですから、保健所の多忙や医療逼迫を理由にした「手抜き」はいけません。季節的なインフルエンザ並みと判断するならば、早く法的な位置づけを改めるべきでしょう。「みんなの意見を聞いて」判断する岸田政権は、決断と実行が困難なのでしょうか。
結果、岸田政権のこの一ヶ月間の新型コロナ対策は、感染が拡大するばかりで、「無策」だったように思いますネ。