きょう確認された新型コロナウイルスの感染者は、全国で11万676人。一日当たりの過去最多を更新しました。10万人を上回るのは2日連続で、青森や宮城など14県で最多となっています。
流行の「第7波」が本格化してきたと思われますが、ピークは見通しできません。第6波に比べて重症者は少ないものの派生型「BA・5」は感染力が強く、感染の拡がりやすさを示す実効再生産数はこれまでの「BA・2」の約1.3~1.4倍とのこと。感染者がさらに増えれば重症者が膨らむ心配もあります。
ただ、政府は15日の対策本部会議で4回目のワクチン接種の対象者拡大、空港や駅での無料検査拠点の整備、室内や飲食店内の換気を呼びかける基本的対処方針を決定。医療体制は維持できているとして、岸田文雄首相は「新たな行動制限は現時点では考えていない。社会経済活動と感染拡大防止の両立を維持する」と述べています。