参院選が公示されて7日目。秋田県選挙区の政見放送がようやく始まりました。現職や普段から政治活動をしている候補者は知名度があるものの、大半の候補者にとっては公示後の選挙運動で政策や経歴、人柄などを知ってもらうことになります。ただ、公職選挙法では運動についての様々な規制があります。
特に配布できる文書はハガキとビラ以外は認められておらず、枚数に制限があります。新聞などのマスコミは公示後に独自の調査(アンケート等)に基づく報道を、公平に(記事の分量やスペース、時間配分など)報道しています。
一方、候補者や政党はそれぞれが提出した文書を掲載した「選挙公報」の配布と、録画・録音された「政見放送」を行うことができます。こちらは公費ですが、有権者にそれらが届くにはある程度の時間がかかりますから、政策等を比較・確認して判断するには、公示から1週間経っても、まだまだ情報が足りません。
すでに期日前投票が始まり、3年前に比べると「出足が良く」、定数1人区では現職が優勢との報道がありました。早々と投票したのは支持する候補者が決まっている方々でしょうから、当然の成り行きです。無党派層の票の行先はこれからであり、「物価高への対策」など新たな争点も浮上してきましたから、これから関心が高まってくることでしょう。街頭演説などではそうした様々な課題について、候補者が的確に対応できるのか・・・・も、判断材料になることでしょう。政見放送はしっかり見させていただきました。
(写真・秋田県選挙区の政見放送が始まりました。NHKで午後6時25分から)