業界最大手の回転ずし店で、ウニやカニのネタがないのにテレビCMなどで宣伝を続けていたとして、消費者庁はきょう、景品表示法違反の「おとり広告」にあたるとして、運営会社の「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)に再発防止を求める措置命令を出しました。昨年9月~12月の期間限定キャンペーンで、全国約600店舗で販売するとしていましたが、実際には仕入れが足りず販売できない期間がありながら、宣伝を続けていました。
商品によっては数日で在庫がなくなり、9割の店舗で提供できない期間があったとか。同法では提供できない商品でお客さんを集め、別の商品を買わせる行為を「おとり広告」として禁じています。
食料品から電化製品まで何かと値上げが続き、少しでも安いものを探してしまう昨今ですが、「おとり広告」にも十分に注意しましょう。