県立羽後高等学校振興協議会(会長・安藤豊羽後町長)の総会がきょう開かれ、今後の羽後高校の在り方などについて意見交換が行われました。同協議会は平成28年12月、同校の教育環境整備のための協議と関係機関に要請活動を行うために設立され、羽後町と町議会、同校後援会・同窓会・PTA、学識経験者など30人で構成しています。
急激に進む少子化は湯沢雄勝地域も著しく、同高校への入学者は減っています。令和2年度は定員70人に対して入学者は43人(定員充足率61.4%)、同3年度は24人(同34.3%)、今年度は25人(同35.7%)。特に地元の羽後中学校からは今年度、80人の卒業生のうち14人(入学率17.5%)の入学でした。
会議では中学生や保護者から選ばれる進学先とするために、学校の魅力アップ、特色ある勉学、地元に期待される学校になるよう様々な意見が述べられています。
羽後高校では今年度から必要とされる人材育成のために「デジタル探求コース」が設置されるほか、保護者の負担軽減と生徒の健康増進のために「給食」が始まります。町は慶應義塾大学藤沢キャンパスとの連携や英語教育の充実、「羽後学」などのふるさと教育を支援。後援会では遠距離通学者への助成もしており、官民総ぐるみで同校を応援しています。