新型コロナ対策の臨時給付金4630万円(対象となる463世帯分)を、誤って1世帯に振り込んでしまった出来事で、山口県阿武町は12日、返還を求めて振込先の男性を山口地方裁判所萩支部に提訴しました。男性とは連絡が取れず、所在が分からなくなっているとのことです。
町が誤って振り込んだ4月8日以降、男性に説明して返還を求めてきましたが、「金はすでに動かした。もう戻せない。罪は償う」と言っていたとのこと。誤送金の当日から金が引き出され、2週間程でほぼ全額が口座から無くなっていたことが分かりました。
提訴されたことにより、男性は同町に移住した人で名前と年齢(24歳)も明らかになり、全国的に指名手配?されたような状況です。男性にとっては思いがけない入金だったでしょうが、(宝くじの当選とは違いますから)事情が明らかになった以上は、早く返還してほしいと思います。
秋田市とともにイージス・アショアの配備候補地となった阿武町。花田憲彦町長と面談して配備の問題を共有してきた者として、同町の出来事がこんな形で全国に広まるとは・・・・、驚いております。