若隆景

　大相撲３月場所（エデオンアリーナ大阪）はきょうが千秋楽。２敗の若隆景（関脇・荒汐潮部屋、２７歳）と高安（前頭７枚目・田子浦部屋、３２歳）がともに敗れて１２勝３敗。優勝決定戦では若隆景が上手出し投げで高安を破り、初優勝。新関脇の優勝は昭和１１年（１９３６年）５月場所での双葉山以来、８６年ぶりの快挙です。

　若隆景は１８１ｃｍ、１３０ｋｇ。幕内力士では軽量ながら、体格差を感じない左右の押しと下から攻め上げる相撲で上位陣を連破してきました。小兵で横綱まで上り詰めた若乃花や千代の富士を思い出すような、粘り強い相撲の連続でした。

（写真・土俵際、高安に上手出し投げで勝った初優勝の若隆景。ＮＨＫより）