11年前の3月11日は未曽有の大被害となった「東日本大震災」発生の日です。年月の経過とともに過去のことになりそうですが、被災した厳しい現実と教訓は、しっかり後世に伝えていかなければなりません。
マグニチュード「9.0」の地震は我が国の観測史上最大。地震後の津波で亡くなった人は1万9747人、行方不明者2556人、負傷者6242人。建物の被害は全壊が12万2005棟、半壊が28万3156棟、一部破損が74万9732棟もありました。
さらに、東京電力福島第一原子力発電所では津波で電源が喪失してメルトダウンが発生。放射能が広範囲にわたって拡がったため、全国で47万人が避難しました。
電気や水、燃料、通信などのライフラインが止まり、多くの皆さんが不自由な生活を余儀なくされています。
改めて日本は地震大国であり、いつでもこうしたことが起こりうると想定し、防災と減災に努めなければなりません。