人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「現金一括」

 18歳以下の子どもに10万円相当を給付する政府の方針について、岸田総理大臣はきょうの衆院予算委員会で「年内に現金10万円を一括給付すること」を認める意向を示しました。政府は当初、年内に5万円を現金で給付し、3月の年度末までにクーポン券で5万円分を配布するとしていましたが、クーポン券の配布は事務的な経費がかかり自治体の負担が大きいことから、批判の声が出ていました。

 先の総選挙で公明党が「未来応援給付」として18歳までの子どもに10万円を給付することを公約に掲げたことから、自民党との協議で親の所得制限を設けたうえで、子育て支援と消費喚起に直結するクーポン券を併用し、5万円づつ給付することに決めていたもの。しかし、クーポン券の配布には967億円の事務経費が掛かることや、新型コロナ対策で3回目のワクチン接種を準備する自治体の負担が大きいことから、全国の自治体や野党などから見直しを求める声が大きくなっていました。

 政府は今後、今までの経緯からして「現金5万円と5万円分のクーポン券」「現金5万円を2回に分けて給付」「一括して現金10万円を給付」の3通りの方法を示すと見られますが、右往左往、二転三転している印象は否めません。

 そもそもこの10万円は、新型コロナ禍における子育て支援なのか経済支援なのか。政策の目的も分からなくなってきましたネ。

by shouichiro_sato | 2021-12-13 22:56 | 国政・時事 | Comments(0)  

<< スーパーセル 林活議員連盟 >>