衆議院議員選挙はいよいよ終盤に入りました。前哨戦とされた参議院山口、静岡の両選挙区補欠選挙は24日に投開票が行われ、山口は比例代表から転出した自民前職、静岡では立憲民主と国民民主両党が推薦した新人が、自民新人を破って当選。与野党ともに1勝となり、総選挙も支持が拮抗していると思える状況です。
マスコミ各社の情勢調査を見ると、自民党は公示前の議席(276議席)から減る公算が大きいものの単独過半数(233議席)は上回る可能性がある。公明党は現状(29議席)を維持できる見込み。立憲民主党(公示前109議席)と共産党(公示前12議席)は議席を増やす見通し。日本維新の会(公示前11議席)は議席を倍増する勢い。国民民主は公示前議席(8)は確保か・・・・などと報じられています。ただ、自民と野党が一騎打ちとなっている136選挙区では接戦になっているとの報道もあり、これからどのように展開していくのか注目されます。
秋田県の1区と2区は、自民と立憲の前職同士による熾烈な戦いとなっており、情勢調査ではともに「横一線」。ただ、ここに来て自民候補は市町村長や地方議員、支持する経済団体などが総力を結集して組織戦を展開しており、実績と実行力を訴えて「(若い者には)負けられない」とボルテージを上げています。一方、立憲候補は自・公政権では何も変わらなかったとして「若い世代に任せてほしい」とアッピールし、軽快なランニングや自転車で走り回り、世代交代の風が吹くよう訴えています。
3区は自民前職と共産新人の戦い。実績や知名度、組織力を発揮している自民の優勢は変わらず、注目は批判票を含めて共産がどこまで票を伸ばすのか。・・・・投票率がどの程度になるかも気になりますネ。