日本年金機構は年金受給者らへの「年金振込通知書」について、別人の年金記録を印刷した通知書を、誤って送付していたと発表しました。誤送付されたのは愛知、三重、福岡の3県45市町村に住む97万人余分です。
誤送付は4~5日に送付した通知を受け取った人から、自分のものでない情報が記入されているとの問い合わせが多くあり、発覚したもの。原因は岐阜県内にある委託業者の印刷ミスで、年金受給者の宛名(住所・氏名)が書かれた表と、年金額や振込先などが記された裏が違って印刷されていました。印刷工程で情報にズレ?があったようです。
同業者はミスがあった3県のほかに、山形、富山、岐阜、静岡、和歌山の5県も担当していましたが、通知書を作成していたものの発送前でした。
キーの押し間違えなど、チョッとした操作ミスで被害が大きく拡大してしまったことになり、デジタル時代とはいうものの、それをチェックする機能や体制が働かなければならない出来事であり、教訓です。