自民党総裁選挙は岸田文雄前政調会長(64歳)が決選投票で河野太郎行政改革担当相(58歳)に勝利しました。1回目の投票では地方票(党員・党友票)で河野氏が169票、岸田氏が110票となったものの、国会議員票では河野氏86票、岸田氏146票となり、合計は河野氏255票、岸田氏256票。当初、1回目の投票では河野氏がリードすると言われていましたが、岸田氏が1票差ながら逆転?して1位となり決選投票へ。これで勝負の行方が決定しました。
決選投票の結果は、岸田氏が257票(国会議員票249票、都道府県連票8票)、河野氏は170票(国会議員票131票、都道府県連票39票)で、岸田氏の圧勝でした。最後は河野氏の当選を絶対に阻止したいとする安倍・麻生両氏に、勝ち馬に乗ろうとする?各派閥・国会議員の力がまとまったようです。
(写真・新総裁に選出され記者会見する岸田氏。AAB「報道ステーション」より)
岸田氏は新総裁就任後の記者会見で「私の特技は、人の話をよく聞くことだ。課題に対して多くの国民の声を聴きながら、丁寧に答えを出したい」「丁寧で寛容な政治を行い、国民の一体感を取り戻していく」と述べています。