今から51年前の昭和45年(1970年)9月18日、秋田県仙北市(旧・田沢湖町)にある駒ケ岳(標高1637m)が突然噴火しました。当時、大曲農高の3年生だった私は、暗い夜に花火?の様に噴石が飛ぶ噴火の様子をしっかり記憶しています。
駒ケ岳は1932年7月に水蒸気爆発があり、11個の火口から火山灰と小規模な泥流を噴出していましたが、70年の噴火では溶岩流が発生してカルデラ内を530m流下しました。人的被害などは無かったものの、自然の猛威には驚いたものです。
最近では鹿児島県の桜島や諏訪之瀬島などで噴火があり、警戒レベル3(入山規制)が発表されています。日本は全国に活火山があり、観測態勢も整っていることから事前に噴火の兆候を確認できると思いますが、様々な事態を想定しておくことも大切です。
先日、仙北市の田沢湖高原「アルパこまくさ」にある秋田駒ケ岳火山防災ステーションを訪問し、火山災害などの防災知識について学んできました。